散骨関連コラム

【2025年最新】海洋散骨のおすすめ業者5選!主な会社と失敗しない選び方

専門の海洋散骨プランを用意する業者も増え、遺族が自分では船を手配せずに散骨業者に依頼するケースが一般的になりつつあります。しかし業者ごとにサービス内容や費用体系は大きく異なり、安易に選ぶと「思っていたのと違う」「予算を超えてしまった」などの失敗につながりかねません。

実際、海洋散骨にかかる費用は一般的な葬儀に比べると安価であっても、代行散骨は1万~2万円台、チャーター散骨は15万~25万円と幅があります。

サービス範囲(粉骨の有無や式進行サポートの有無など)も業者により異なるため、依頼先を自身の要望に合わせて慎重に選ぶことが大切です。

本記事では、海洋散骨が依頼できる業者や、海洋散骨をしている業者選びのポイント、信頼できる会社を見極める基準などについて解説します。

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海洋散骨が依頼できる業者5選

ここでは海洋散骨サービスを実施している5社の紹介です。

  • みらい散骨(株式会社恵心堂)
  • みんなの海洋散骨(株式会社Aクルーズ)
  • 海洋記念葬シーセレモニー(株式会社SPICE SERVE)
  • お墓のミキワ(株式会社サンテレーヴ)
  • イオンのお葬式(イオンライフ株式会社)

ここからは、各業者の特徴などについてご紹介します。

みらい散骨(株式会社 恵心堂)

「みらい散骨」は埼玉県春日部市に拠点を置く株式会社恵心堂が運営する海洋散骨サービスです。

東京湾内でもディズニーランド沖・羽田空港沖・南房総館山沖などへの出航プランが中心で、首都圏近郊の海への散骨に幅広く対応しています。

次のように国内最安値の価格帯で海洋散骨が実施できるリーズナブルな価格帯と、葬儀社(葬祭業)を母体としており、葬儀から海洋散骨まで一貫して行える体制が整っているのが強みです。

  • 東京湾代行散骨:17,800円(税込)
  • チャーター散骨:176,000円(税込)
  • 散骨+手元特養:+11,000円(税込)
  • 粉骨のみサービス:15,000円(税込)

遺骨のお預かりから粉骨・乾燥・殺菌処理、散骨式の進行まで自社スタッフで丁寧に対応しており、「最後のセレモニーを安心して任せてほしい」という想いのもと、故人の尊厳を大切にした海洋散骨サービスを展開しています。

会社名 みらい散骨(株式会社 恵心堂)
会社の住所 〒344-0038 埼玉県春日部市大沼4-37-1 恵心堂自社ビル1F
会社のHPのURL https://www.mirai-sankotsu.jp/

<お客様の声を一部紹介>

散骨当日のお写真無事に到着しました。きれいな海の写真を見て家族みんな安心しました。海が大好きだった父も喜んでいると思います。散骨までの過程の写真がとても丁寧で感激しました。お墓参りと違っていつでも父を側に感じる事が出来ます。スタッフのみなさん本当にありがとうございました。

引用元:東京湾代行散骨

この度は色々とお世話になりました。このようなお値段で当日のお写真まで綺麗に残してくださりとても満足しています。私の不安に対してもその都度お電話で丁寧にご対応して下さりとても感謝しています。お友達にもぜひ紹介します。

引用元:東京湾代行散骨

初めての事で不安が多くありましたが船長さんやスタッフさんのお人柄の良さに全てが救われた気分でした。高齢の母や小さな孫までもが居て大変だった事と思いますがスタッフさんの自然で優しい対応は見ているだけでも大変気持ちの良いものでした。故人を見送る最後の場面にふさわしい最高の演出をして下さったスタッフの皆様、この感謝はずっと忘れませんので皆様も頑張って下さい。本当に有難うございました。

引用元:チャーター散骨プラン

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みんなの海洋散骨(株式会社Aクルーズ)

「みんなの海洋散骨」は株式会社Aクルーズが運営する海洋散骨サービスです。

東京と大阪に拠点を構え、全国各地の海域での散骨に対応できるネットワークを持っている業者さんです。

故人ゆかりの地の海で散骨したい、といった希望にも柔軟に応えており、北海道から沖縄まで日本全国をカバーする体制が特徴。

また、チャーター散骨・代行散骨と基本的なプランが一通り揃っており、ご家族の希望や予算に応じて選択できます。

たとえば、以下のような幅広いプランを用意しています。

  • 家族だけで船をチャーターするプラン
  • ご遺族が乗船しない代行散骨プラン

海洋散骨に欠かせない粉骨サービスも15,000円(税込)〜利用でき、当日を安心してお迎えいただけます。

経験豊富な散骨専門業者であり、遺骨の専門事業部を持つなどノウハウも豊富なことから、全国対応で安心して依頼できるサービスです。

会社名 みんなの海洋散骨
会社の住所 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-7-7 4F(東京本社)〒543-0043 大阪府大阪市天王寺区勝山2-9-6 1F(大阪営業所)
会社のHPのURL https://sankotsu-umi.com/

海洋記念葬シーセレモニー(株式会社SPICE SERVE)

「海洋記念葬シーセレモニー」は東京都港区に本社を置く株式会社SPICE SERVEが運営する海洋散骨サービスです。

自社所有のクルーザーによって散骨クルーズを実施している点が特徴で、東京湾・横浜・湘南(相模湾)を中心に、現在では全国44海域(国内42エリア+ハワイ・グアムなど海外2エリア)でサービスを展開しています。

株式会社SPICE SERVEが2024年7月~2025年6月までの実施件数を集計したデータによれば、東京湾で年間1,000件以上のクルーズ実績があり、豊富な経験を活かしたきめ細やかなサービス提供に定評があります。

基本プランもご家族貸切で行う「ファミリー散骨プラン」から、第三日曜に実施される「合同乗船散骨プラン」、スタッフに委ねる「代理散骨プラン」まで多彩です。

料金は貸切プランが15万円台~(人数やエリアにより変動)、代理散骨プランが5.5万円~と明示されており、粉骨費用や献花・証明書発行なども含まれるため安心感があります。

また、年忌法要のクルーズにも対応しており、散骨後のアフターサポートまで含めた包括的なサービスが受けられるのも魅力です。

会社名 海洋記念葬 シーセレモニー
会社の住所 〒108-0022 東京都港区海岸3-18-21 ブライトイースト芝浦1F
会社のHPのURL https://sea-ceremony.com/

お墓のミキワ(株式会社サンテレーヴ)

「お墓のミキワ」は埼玉県川口市に拠点を置く株式会社サンテレーヴが提供する海洋散骨サービスです。

東京湾への散骨を中心にサービスを展開しており、低価格プランが特徴的な業者さんです。

たとえば、ご遺族が同行しない代理散骨プランは税込27,500円~、ご遺族貸切での個別散骨プランも税込11万円~と、他社と比べてもリーズナブルな料金設定になっています。

「宗教者(僧侶)を呼ばず、献花・献酒・黙祷のみのシンプルなセレモニーに特化していること」により、低価格の料金設定を実現しています。

元々は墓じまい支援の付随サービスとして散骨事業を始めた経緯もあり、「華美ではなく質素でも良いから予算を抑えて見送りたい」というニーズに応えるプラン設計です。

川口市内・東京23区内であれば遺骨の無料引き取りにも対応するなどフットワークも軽く、費用を抑えつつ安心して任せられる散骨業者さんと言えるでしょう。

会社名 ミキワの海洋散骨
会社の住所 〒332-0003 埼玉県川口市東領家1-10-6-105
会社のHPのURL https://orient-wave.com/lp/funkotsu/

イオンのお葬式(イオンライフ株式会社)

「イオンのお葬式」は流通大手イオングループのイオンライフ株式会社が提供する葬祭サービスで、海洋散骨プランにも対応しています。

大手ならではの信頼感と全国ネットワークを活かし、全国各地の散骨エリアから希望の地域を選んで散骨を依頼できるのが特徴です。

たとえば、遺骨をスタッフに託して散骨してもらう「おまかせ散骨プラン」は税込66,000円~、複数の遺骨をまとめて散骨するプランが税込11万円~、合同乗船プランが税込13万2,000円~、ご家族貸切プランが税込29万7,000円~と幅広い選択肢があります。

基本サービスには粉骨・散骨証明書・写真アルバムの提供などが含まれており、追加費用なしの明朗会計を打ち出している点も安心です。

イオンのお葬式は葬儀全般で定評のあるサービスですが、散骨についても終活相談窓口で専門スタッフに相談できる体制が整っており、初めて散骨を検討する方にも利用しやすいと言えるでしょう。

会社名 イオンライフ株式会社(サービスブランド:イオンのお葬式)
会社の住所 〒261-8515 千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
会社のHPのURL https://www.aeonlife.jp/

海洋散骨業者を選ぶときの重要なポイント

海洋散骨サービスを提供する業者は日本全国に多数ありますが、サービスの質や費用、サポート体制は業者によって千差万別です。

海洋散骨業者を選ぶときのポイントは以下です。

  • 運営元の実態がオープンかどうか
  • 許可・実績があるかどうか
  • 料金体系は明確か(基本料金とオプション)
  • 提供サービスの種類(合同・個別・代行散骨)
  • 安全管理やサポート体制

大切な故人を託す業者を選ぶ際には、料金の安さだけで飛びつかず、信頼性や安全性にも目を向ける必要があります。

ここでは、後悔しないための業者選びのポイントを解説します。

運営元の実態がオープンかどうか

実際には会社の実態をきちんと公開している業者はそれほど多くありません。

大切なご遺骨を託す以上、運営元の透明性は欠かせないチェックポイントです。

今の時代、ホームページが整っているのは当然ですが、会社概要や所在地、責任者名などが明確に記載されているかどうかを確認しましょう。

特に所在地はGoogle Mapでの確認がおすすめです。

「アパートの一室」「他社看板がついた倉庫」「バーチャルオフィスビル」「会社名や屋号がどこにも見当たらない廃店舗」など、葬祭業として適切とは言えないケースも少なくありません。

こうした業者に依頼すると、後々のトラブルや不安につながる可能性があります。

信頼できる業者は、会社の実態をオープンにし、安心して任せられる体制を整えています。

費用やプランと同様に「運営元の透明性」をまずは見極めましょう。

許可・実績があるかどうか

信頼できる業者は過去の散骨実績が豊富で、散骨に関する行政の指針や自治体ルールを踏まえた運営をしています。

たとえば、海洋散骨には次のように厚生労働省や国土交通省のガイドラインや自治体条例などが存在しますが、ガイドラインや条例を無視するような方法で散骨を行う業者はトラブルを起こしやすいかもしれません。

逆にガイドラインを守り、節度ある運営をしている業者であれば安心です。

また運営年数が長く散骨実績件数が多い業者は、それだけノウハウも蓄積され信頼度が高い傾向にあります。

公式サイトにこれまでの散骨施行件数や事例を掲載していたり、一般社団法人日本海洋散骨協会など業界団体に加盟している業者も一つの目安になります。

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料金体系は明確か(基本料金とオプション)

海洋散骨の費用は決して安くないため、料金体系の明瞭さは業者選びで大切なポイントです。

基本プランの料金に「何が含まれているのか」「何をすると追加料金が発生するのか」をしっかり把握しましょう。

信頼できる業者であれば、見積り時にサービス内容と内訳を明示し、不明瞭な料金を後出しすることはありません。

たとえば、以下の要素を確認しましょう。

  • 粉骨費用は基本料金に含まれるか
  • 献花やお供えの花束、散骨証明書の発行料は別途か
  • 乗船する人数制限と追加料金

なかには「基本料金は格安だが実は必ず必要な粉骨料が別料金で、合計すると割高になった」というケースも少なくありません。

こうしたトラブルを防ぐため、見積書の段階で追加費用の有無まで含めて確認することが重要です。

提供サービスの種類(チャーター散骨・合同散骨・代行散骨)

海洋散骨の実施形態には主に以下のパターンがあります。

  • ご家族だけで船をチャーターして行う(チャーター散骨・貸切散骨)
  • 複数の遺族が同乗してそれぞれの散骨を行う合同散骨
  • 遺族が乗船せず業者が代理で散骨を執り行う代行散骨(委託散骨)

業者によって用意しているプランが異なるため、自分たちの希望する形に対応しているかを確認しましょう。

たとえば、「高齢の親族が船に乗るのは難しいので代行をお願いしたい」「できれば家族だけでゆっくりお別れしたいので貸切プランが良い」「費用を抑えるために他の方と合同でも構わない」など、希望に合ったプランを提供している業者を選ぶことが理想です。

チャーター散骨は一家族で船を貸し切るため費用が高くなりますが、その分落ち着いてお見送りできるメリットがあります。

合同散骨は費用面でメリットが大きい一方、日程や乗船人数に制限がある場合があります。

代行散骨は家族が立ち会えない代わりに費用負担が軽く、証明書や写真で後日報告を受けられるケースが多いです。

このようにそれぞれメリット・デメリットがあるため、業者選びの際には希望する散骨方式に対応しているかをしっかりチェックし、家族の意向に沿ったプランを提案してくれる会社を選びましょう。

安全管理やサポート体制

海上での散骨セレモニーは天候や航行上の注意点など不確定要素もあるため、安全管理や当日のサポート体制が整っている業者を選ぶことも重要です。

具体的には、散骨ガイドラインに沿った安全配慮をきちんと行っているかがポイントになります。

厚労省のガイドラインでは「陸地から一定距離(※目安として沖合約2〜3km以上)離れた場所で散骨する」と定められています。

(2) 散骨を行う場所

② 海洋の場合 海岸から一定の距離以上離れた海域(地理条件、利用状況等の実情を 踏まえ適切な距離を設定する。

引用元:厚生労働省「散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)」

日本海洋散骨協会ガイドラインでも、「遺骨は1〜2mm程度まで粉骨して形が判別できないようにする」等が求められています。

(2) 散骨を行う場所

② 海洋の場合 海岸から一定の距離以上離れた海域(地理条件、利用状況等の実情を 踏まえ適切な距離を設定する。

引用元:一般社団法人 日本海洋散骨協会「日本海洋散骨協会ガイドライン」

信頼できる業者であれば散骨ガイドラインを遵守し、漁場や海水浴場付近は避けて沖合で散骨を実施します。

また、使用する船舶や操船者のライセンスも安全面では重要です。

国土交通省への旅客船の届出をしているかなどもホームページの概要欄などで確認できます。

さらに当日のサポート面では、スタッフが散骨の手順やマナーをきちんとリードしてくれるか、高齢の参列者へのケアや天候不良時のリスケ対応などに柔軟に応じてくれるかといった点も重要です。

業界団体に加盟して研修を受けている会社や、実際に利用した遺族の口コミで「スタッフの対応が丁寧だった」と評価されている業者は、安全管理とサービスの質の両面で信頼できるでしょう。

悪質業者に注意!海洋散骨で失敗しないためのチェックリスト

残念ながら、なかには海洋散骨の悪質な業者も存在します。

適切な許可や準備を行っていないにも関わらず高額な費用を請求するような業者に依頼してしまうと、後々トラブルになる恐れがあります。

大切な故人を安心して送り出すためには、先述した依頼先の会社が信頼に足るかどうかを冷静に見極め選ぶことも大事ですが、いざ契約という前に以下項目を確認することも重要です。

契約を交わす前には、サービス内容と規約について疑問点が残らないよう次の2つの項目を徹底的に確認しましょう。

見積もり金額の総額と内訳

まずチェックしておきたいのが、見積り金額の総額と内訳です。

「粉骨料金・散骨証明書発行料などは含まれているか」「乗船者が増えた場合の追加料金」など細かな点まで確認しましょう。

口頭の説明と見積書に相違がないか確認することが重要です。

キャンセル規定

天候不良で出航不可の場合の対応(順延か返金か)や、依頼者都合でキャンセルする場合の手数料について、書面で取り決めを確認しておくことが大切です。

また、当日の進行スケジュールや準備物についても事前によく説明を受けましょう。

「セレモニーの所要時間はどのくらいか」「船上で喪服は着なくてよいか」「遺影や位牌は持参すべきか」「散骨後の写真や証明書はいつ受け取れるか」など、気になる点は些細なことでも契約前に質問して解消してくと安心です。

 

海洋散骨業者は信頼性とサービス内容で選ぼう

海洋散骨は故人との最後のお別れとなる一生に一度の大切な儀式です。

業者選びにおいては「とにかく安いところ」で決めるのではなく、その会社の信頼性(実績や許可の有無、評判など)や提供しているサービス内容、サポート体制を含めて総合的に判断することが重要となります。

複数の業者の情報を比較検討し、自分や家族の希望に合ったプランを提案してくれる会社を選ぶことで、「この業者に任せてよかった」と心から思えるお見送りができるでしょう。

費用面ももちろん大切ですが、最後は人と人との信頼関係です。

十分に信頼できる業者を選ぶことで、遺族も安心して故人を海へと送り出せます。

みらい散骨は、葬儀社である株式会社恵心堂が運営する海洋散骨サービスです。

東京湾エリアで5,000件以上の海洋散骨の実績があります。

葬儀社での運営経験から、葬儀の1つの形としてさまざまなお客様のニーズにお答えできることが強みです。

東京湾外湾や南房総沖での海洋散骨を検討されている方は、お気軽にご相談ください。

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